【レポート】イーコマースEXPO パルコ セミナー

3週続けてビッグサイトへ。
昨日はイーコマースEXPO 2015 東京
9時前に会場に到着すると、看板に光が射していました。縁起が良いかも?!
ecexpo

2015年1月19日でPARCO CITY (パルコシティ)がクローズし、株式会社パルコが手がける新しいEC、カエルパルコの取り組みに注目していました。その講演に参加してきました。


パルコのオムニチャネル戦略
~店頭キュレーションEC
【カエルパルコ】

株式会社 パルコ
WEBコミュニケーション部 担当課長
唐笠 亮 氏

【講演内容】

多様化する販売チャネルへの対応に積極的に取り組むPARCOは、テナント店頭スタッフの接客力を活かした商業施設の新しいECの形=店頭キュレーションEC『カエルパルコ』をスタートしました。「24時間 PARCO」「オムニチャネル」をキーワードに掲げる商業施設PARCOのWEBコミュニケーション戦略やオムニチャネルへの取り組みを紹介します。

*サイトより転載

2007年にスタート、2015年1月にクローズしたは、そのブランド本部が運営管理するECサイトでその売上はブランド本部に計上されていました。
PARCOCITY

一方、カエルパルコは、商業施設PARCOに出店しているショップのショップスタッフが運営管理し、ECの商品在庫はそのショップの在庫で、売上もショップに計上されることが大きな違いと言えます。
kaeruparco

多くのECサイトは、前段のPARCO CITYのように、ブランド本部あるいは本社のEC事業部で運営がなされ、そちらに売上計上されます。

市場ではお客様はすでにECサイトとリアルショップをご自身のご都合で使い分けていらっしゃる現状に、追いつき追い越せでオムニチャネル化が叫ばれている中ですが、売上予算を抱えるショップスタッフやショップの営業担当の方などは、唐笠さんがおっしゃっるところの「ECサイトへの送客アレルギー」、ショールーミング化への懸念が多かれ少なかれあるのは確かです。
このような形態のECサイトはその解決策と考えられそうです。

ショップスタッフは従来の業務に加えて、ブログでのショップ情報発信やECにまつわる業務も行うことになり担う役割が増えます。商品の見せ方や商品説明の表現など工夫が必要です。

けれども、繰り返すことでノウハウが蓄積されるでしょうし、ネット上で商品をご紹介することは店頭での接客と共通することです。
ショップの営業時間外でもお客様とつながり売上獲得のチャンスが増えることを理解して、楽しむ気持ちを持って取り組めたら、お客様を惹きつけ売上も上がり、スタッフのモチベーションも上がってという望ましいスパイラルを描いていくだろうと思います。