【世界遺産】富岡製糸場へ

先週、世界遺産に登録された富岡製糸場へ行ってきました。
服もつくれるコワーキングスペース、coromozaのスタッフのみなさんが見学に行くとのことでご一緒させていただきました。coromozaはスペースの提供だけでなくファッションに関連する勉強会やイベントも開催されています。

新宿駅に8:30集合。8:44発の湘南新宿ラインで高崎駅まで2時間ほど。
高崎駅には紅白の幸福のだるまが待っていました。ご利益があるように撫でてみました。そうするものかどうかわかりませんが。。。

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早めのランチをとって上信電鉄に乗り換えて40分くらい電車に揺られます。

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これが文字通りガッタンゴットンと上下にバウンドするように揺れる、揺れる!本は読めない感じ。単線で3両編成のかわいい見た目とギャップがありました。
上州富岡駅で下車。そこから1キロくらいです。
夏休みということもあってかとても混雑していました。入場券を買うのに30分待ち。
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富岡製糸場(とみおかせいしじょう、Tomioka Silk Mill)は、群馬県富岡に設立された日本初の本格的な器械製糸の工場である。1872年(明治5年)の開業当時の繰糸所、繭倉庫などが現存している。日本の近代化だけでなく、絹産業の技術革新・交流などにも大きく貢献した工場であり、敷地全体が国指定の史跡、初期の建造物群が重要文化財に指定されている。また、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として、2014年6月21日の第38回世界遺産委員会(ドーハ)で正式登録された[1]。
wikipediaより引用
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最初に正面の「東繭倉庫」へ。
この煉瓦造りの建物、今、見ても素敵だと思うのですから当時の人々にそれはそれはモダンに映ったのではないでしょうか!ここで働けるなんて誇らしい気持ちになったのかも。
1階は事務所・作業場などとして使われて、2階に乾燥させた繭を貯蔵していたそう。

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ビデオでの説明も富岡製糸場の理解を深めるのにわかりやすいです。
生糸をつくる工程はcoromozaで開催された「日本の染と織」の鑑賞会に繰り返し出てきたのでその記憶をなぞって見ていくことができました。

「東繭倉庫」の裏に出ると「乾燥場」が白いシートで目隠しがされています。
なんと、今年2月14日、15日の大雪で屋根が崩れてしまったのだそうです。こんなに被害が出ていたのですね。復旧工事をなさるそうですが時間も費用も大きくかかってしまいそうに見受けられます。

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トラス構造という建築工法で建物内部は中央に柱のない広い空間の「繰糸場」。
繭から生糸を取る作業が行われていた場所で創業当初はフランス式の繰糸器300釜が設置された世界最大規模の製糸工場だったそうです。

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私たちが行った日は曇り空で暑さが少し和らいでいたので良かったけれど、どの建物もあまり冷房が効いていないので、真夏の富岡製糸場の見学は大変かも知れません。当時、働いていらした工女のみなさんもきっととても暑かったでしょう。

場内のあちらこちらにはスタッフの方がいらして親切に気持ち良く案内したり説明したりしてくださいました。スタッフジャンパーが派手なオレンジ色だったのはちょっと残念。目立つように分かりやすいようにされたのでしょうけれど景観にマッチしていなかったなあ。。。

同行した5人で記念撮影。

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富岡製糸場の前の「峠の釜めし本舗 おぎのや」でシルク入りのソフトクリームを。シルクだからなのかスベスベした食感。

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珍道中で楽しい日帰りの旅でした!