カテゴリー別アーカイブ: ファッション

【8/27(日)開催】Fashion Biz Study 012 ファッション・ロー基礎講座

開催の協力をしているファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場、「Fashion Biz Study」のお知らせです。

Fashion Biz Study 012
ファッション・ロー基礎講座

2017年8月27日(日)18時開催

講師:小松隼也(弁護士/コレクター) 山本 真祐子(弁護士)

今回のFashion Biz Studyは二人の弁護士によるファッションビジネスにおける必要な法律の基礎学習と参加者との双方向での質疑応答・ディスカッション形式の2部構成になります。

前半

衣服,バック,アクセサリー等,アパレル製品のデザインは,どのように保護することができるのかを,最近の傾向を踏まえて簡単に学びます。
①デザインを守る法律の概要
②アパレル製品のデザイン保護が問題になった最近の事例紹介
③仮想事例でのケーススタディ

後半

ご参加されている方の実際の経験などを伺い,双方向での質疑応答・ディスカッション形式で進めます。

皆さま 奮ってご参加お待ちしております。

登壇者プロフィール

小松隼也(弁護士/コレクター)
同志社大学、東京写真学園を卒業後、弁護士経験を経て、ニューヨークのロースクールでFASHION LAWを学び、最先端の事例や裁判を研究した後に帰国。デザイナーなどのクリエイターを支援する専門家団体「Arts and Law」のメンバーを中心とする「Fashion Law」やニューヨークの専門家団体の日本支部である「Fashion Law Institute Japan」に所属。ファッション、アート、デザインの分野をますます面白くするために多方面で奮闘中。長島・大野・常松法律事務所にて、訴訟や知的財産権を専門に扱う。

山本 真祐子(
弁護士)
弁護士法人内田・鮫島法律事務所アソシエイト。ファッション、コンテンツ分野等クリエイティブな事業活動全般について、知財法務を中心とした法的支援を行っている。 2015年、クリエイティブな文化活動を支援するための専門家NPO「Arts and Law」のメンバーを中心とするプロジェクト「Fashion and Law」に参画。

【詳細】
日時:2017年8月27日(日)18時~20時
会費:一般 前売2,500円(Peatixにて) 当日3,000円  学生 前売1,000円(Peatixにて) 当日1,500円
会場:スパイラルルーム(スパイラル9F)
※スパイラル館内のエレベーターで9階までお上がりくださいませ。

東京都港区南青山5-6-23
地下鉄表参道駅 B1、B3出口すぐ
アクセスはこちら
お申し込み先:お申し込みはこちらから http://peatix.com/event/291424

お申し込みはPeatixにて承っております。
※申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
Peatixがご利用できない場合は、「Fashion Biz Study 012の件」と明記していただき、
下記のメールにてお問い合わせくださいませ。
contact@fashionstudies.org
※当日券は会場にて承っております。

Fashion Biz Studyは、ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場です。


Fashion Biz Study 012 

主催:Fashion Studies

協力:スパイラルスコレー
企画:篠崎友亮(Fashion Studies)

【レポート】Fashion Biz Study 011「確定申告 税金のしくみ」

3月5日(日)18時より、講師に山内真理氏(公認会計士・税理士)をお迎えして、Fashion Biz Study 011「確定申告 税金のしくみ」を開催しました。そのレポートです。

確定申告とは

一般的には、確定申告という場合は、個人の所得税の確定申告をさします。
今回は主にファッション関係者でフリーランス(個人事業主) の方を想定した内容で講座を開きました。

講座の目的

確定申告とはなにか基本的なことから学び、すでに平成28年分の確定申告を済ませた方にも、来年にむけて知識を整理していただくためにお役立ていただく。

講座の内容

〇税とはそもそも何だろう。
〇確定申告の基本的な知識を押さえましょう。
〇確定申告にあたりどのような準備をすればよいか?
〇活動パターン別の確定申告における留意点
〇節税策としてどんなものが使えるか?
〇法人化を目指すタイミングはいつが適当か?
〇質疑応答

確定申告の話しに入るまえに、税とはなにかということからお話しをいただきました。
そして確定申告が必要なひとはどういったひとか、青色申告と白色申告の違いや、青色申告を選択した場合のメリットの説明がありました。
確定申告の準備にあたって、事業用口座と家事用口座は分けたほうが経理処理がしやすいといったことや、レシート・領収書のファイリングのヒントも教えていただきました。
疑問に思われる方が多い、収入、必要経費の計上のタイミングや必要経費の範囲をどう考えれば良いかといったことも具体的な事例をあげてご説明いただきました。
ご受講いただいたみなさまからも随時、質問を受け付け、お答えいただきました。

まとめ

確定申告は法律によって義務付けられているものですが、一年を単位として自己の活動を振り返るための機会でもあります。
確定申告の過程で決算書をまとめることで、現状のビジネス上の課題は何か?
次年度の事業目標をどのように設定していくか?
どうすればその目標へ道筋を付けられるか?を分析的に考える機会になります。
ぜひ前向きに取り組んでみてください。

【3/5(日)開催】Fashion Biz Study 011 確定申告 税金のしくみ

Fashion Biz Study 011
確定申告 税金のしくみ

講師:山内真理(公認会計士・税理士)

今年も確定申告の時期が近づいてきました。(確定申告の期間は2月16日から3月15日になります。)
今回のFBSでは、その確定申告について学んで行きます。


弊社が開催の協力をしているファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場、「Fashion Biz Study」のお知らせです。

そもそも確定申告とは何なのか?
確定申告に向けて、必要な経理の仕方など、基本的なことを学びます。

レシートと領収書の違い、名前がない、但し書きがない領収書、ハンコいるの?いらないの?

法人と個人事業主いつから切り替えれば良い? 法人化のメリット、デメリットは?

節税ってどんなことをすれば良いの?

など、皆さまが疑問に思っていることにお答えします。

また、商品在庫とサンプル在庫の計上の仕方はなど、ファッションビジネスならではの疑問にもお答えします。

はじめて確定申告をする方にはぜひおすすめしたい講座です。

皆さまのお越しお待ちしております。

講師プロフィール

山内真理/公認会計士・税理士
公認会計士山内真理事務所Yamauchi Accounting Office代表、Arts and Law代表理事(共同代表)、株式会社ギフティ監査役など。
一橋大学で経済学、ブランディング、マーケティング、戦略論、組織論等を学んだ後、公認会計士試験合格。監査法人トーマツ(現有限責任監査法人トーマツ)入所後はミドルマーケットの上場企業、投資組合などへの法定監査やIPO支援に携わり2011年に独立。
現在はIT,クリエイティブ、カルチャー領域のベンチャーのサポートを中心に、デザイナー、建築家、漫画家、音楽家、美術家等の個人や非営利法人の税務にも従事。
会計・税務の専門領域から文化や創造的活動を下支えし、多様な文化活動、経済活動の促進に貢献することをミッションとして活動中。

【詳細】
日時:2017年3月5日(日)18時~20時 2時間の講座で中に10分程の休憩が入ります。
会費:一般 前売5,000円 当日5,500円 / 学生 前売2,500円 当日3,000円 ※若干名
会場:服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion laboratory」
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ408 明治神宮前駅7番出口より徒歩1分
電話番号:03-6450-5560 URL:http://za.coromo.jp/

お申し込み先:contact@fashionstudies.org
「Fashion Biz Study 011」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みお願いします。

※前売はPeatixにて承っております。
前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。
また申込メールもあわせてお願い致します。

前売はこちらから

Fashion Biz Study 011
主催:Fashion Studies
協力:Arts and Law , Baby, I love you Inc.

Fashion Biz Studyは、
ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場です。
http://fashionstudies.org/fashion-biz-study/

【レポート】「ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」へ

もう20年以上も前、私は大学生ではじめてロンドンに行きました。ポール・スミスの路面店でファーストラインの洋服を実際に目にして感激したのを覚えています。
そのポール・スミスは1970年にノッティンガムの裏通りにわずか3メートル四方の小さな店を開いたのがはじまりだそうで、それから40年以上のブランド活動です。
2013年11月にロンドンのデザイン・ミュージアムで開催されて、日本では2016年6月から、京都、東京、名古屋の3都市を巡回する
「ポール・スミス展 HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH」の東京会場、上野の森美術館へ行きました。

paulsmith2016

入り口では展覧会イメージと同じピンクのイヤホンを来場者全員にプレゼント。展示パネルにあるQRコードをスマートフォンで読み取ると音声を聞きながら見てまわることができます。

デザイナー、ポール・スミス氏のインスピレーションの源や、小さなはじめてのショップの再現、たった数着の初めてのコレクションを披露したパリのホテルの部屋の再現、たくさんのもので埋め尽くされたポール・スミス氏自身のオフィスの再現、映像インスタレーション作品や他社とのコラボレーションアイテムの紹介、ファッションショーの1日をまとめた映像など、さまざまな角度からブランドを紹介する展示でした。
展覧会を通じて特に印象に残ったことを3つあげます。

■ パートナーであるポーリーンさんの存在 – ビジネスパートナー –

現在は奥様でいらっしゃるポーリーン・デニアさんがポールさんのキャリアに大きな影響を与えたそう。会場にはポールさんからポーリーンさんへのメッセージがありました。

親愛なるポーリーンへ、
すべては彼女がいなければ
実現できなかったでしょう。

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ビジネスのスタート時に良いパートナーを得ること。それはファッションビジネスに限らずどんなビジネスにおいても共通のとても重要なことで、私自身も起業してそれを痛感しています。

■ 小さな一号店、ホテルの一室での初めてのショールーム、友人宅での初めてのショー – 小さなスタートと、維持し続ける情熱 –

1970年にノッティンガムにオープンした一号店「Paul Smith Vestments Pour l’Homme〔ポール・スミス ヴェトゥマン・プール・オム)〕(ポールスミスの紳士服)」は3メートル×3メートルで、窓もないし部屋のようだったと言います。金曜日と土曜日だけ開けてそれ以外の日はお金を稼ぐためにフリーランスの仕事をたくさんしていたそうです。

はじめてのショールームはパリのホテルのベッドルーム。並んだアイテムはシャツ6枚、セーター2枚、スーツ2着。最終日が終わるころに1人の招待客がきて、その人から発注をいただくことができて、それがビジネスの始まりとなったのだそうです。

paulsmith2016
はじめてのショールームを再現したブース

そしてパリで初めてのショーはご友人のアパート。モデルの手配も手伝いもご友人たちが協力してくれて、お客様にふるまうシャンパンはスーパーで買ってきたそう。それでもショーは大成功だったそうです。

小さく、それでも力強くスタートして、夢を持ち続け、やり続ける情熱を失わないこと。ことばにするとかっこいいけれど容易いことではありません。それができたから今があるのは言うまでもないです。飄々としたユーモアあふれるイメージのポールさんのうちに秘めた熱を感じました。

■ 「ファッションショーは個人的にそれほど強い思い入れは持っていません」 – ビジネスマン! –

パリでの2014年春夏コレクションショーの映像の横にファッションショーに対するポールさんの考え方がしるされたパネルがありました。

ファッションショーは個人的にそれほど強い思い入れは持っていませんが、ファッションを劇場ととらえれば必要な要素であり、例えるなら”6ヶ月コンロの上で煮込んできたレシピ’に加えなければならない”仕上げの成分なのです。
ショーの目的は、私たちがデザインした服を世界中から集まってくるジャーナリストとバイヤーの前で披露することですが、これはプロセスの一部に過ぎません。

ショーの1日をまとめた映像のなかではバックステージでもリラックスした様子のポールさんでした。この発言からもそして展覧会全体を通してビジネス感覚に優れた方だと思いました。

paulsmith2016
日本での展覧会で初公開の新しいストライプをあしらったMINIも展示されていました。

paulsmith2016
せっかくなので私も記念撮影をしました〜!

東京会場での展覧会は8月23日(火)で終了です。次は名古屋で2016年9月11日(日)~10月16日(日) の会期で開催されるそうです。

【レポート】Fashion Biz Study 010 ファッションビジネスに必要な「品質管理」と「取扱い表示」の基礎知識

6月5日(日)18時より、講師に織田奈緒子氏をお迎えして「ファッションビジネスに必要な「品質管理」と「取扱い表示」の基礎知識」を開催しました。そのレポートです。

講座の前半では、
– 家庭用品品質表示法
– 繊維製品品質表示規定
– 原産国表示
– 安全性について
といった項目を日本百貨店協会が発行する、「百貨店繊維製品品質パスポート」も参照しながらすすめていきました。

Fashion Biz Study

家庭用品品質表示法

家庭用品品質表示法は消費者庁の管轄で、消費者庁ホームページに掲載されています。消費者保護の観点から品質表示のルールを定められた法律です。
http://www.caa.go.jp/hinpyo/outline/outline_01.html

繊維製品品質表示規定

繊維製品品質表示規定により、繊維製品の品質に関して表示するべき事項としては
– 繊維の組成
– 取扱絵表示
– はっ水性
があり、それぞれの項目について表示の原則を学んでいきました。

繊維の組成
繊維の名称を示す用語は消費者庁ホームページにも掲載されている、指定用語(表示名)を使う必要があります。http://www.caa.go.jp/hinpyo/guide/fiber/fiber_term.html
指定用語に商標を付記する方法や、混用率の表示方法も学んでいきました。

Fashion Biz Study

講座の後半では、2016年12月から新しいものに変わる家庭用品質表示法についても触れていただきました。
現行の「JIS L 0217」と12月から施行される「JIS L 0001」の主な変更点としては
– 適用範囲
– 情報の提供目的
– 漂白記号の追加・変更
– 商業クリーニング(ウェットクリーニング記号の追加)
があげられます。
この内容も「百貨店繊維製品品質パスポート」にも掲載されていましたので、参照しながらお話しを伺いました。

講座の最後には、受講者のみなさまからの質疑応答の時間を設けました。
品質表示を決めるためには、すべての製品の物性テストが必要なのでしょうか?といったご質問や、
「JIS L 0001」から追加されるタンブル乾燥の表示に関するご質問などがありました。
また講座終了後も、織田氏が個別のご質問にご対応くださいました。みなさんがこの分野に強い関心をよせていらっしゃることを感じました。

Fashion Biz Study

ご受講いただきましたみなさま、ありがとうございました。

【6/5開催】Fashion Biz Study 010 ファッションビジネスに必要な「品質管理」と「取扱い表示」の基礎知識

fashionbizstudy010

ファッションビジネスに必要な「品質管理」と「取扱い表示」の基礎知識
講師:織田 奈緒子(和洋女子大学 家政学群 服飾造形学類助教)

2016年6月5日(日)18時開催


Baby, I love you Inc.が開催のご協力をしているファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場、「Fashion Biz Study」のお知らせです。

品質管理は家庭用品質表示法に大きく関わり、必要な知識としては、品質表示(家庭用品品質表示法、東京都条例等)に関する知識、素材や服、雑貨小物類などの商品に関する知識(縫製や染色、加工について)等が挙げられます。
ファッションビジネスにおいて服、雑貨小物類などを販売する際には、きちんとした品質を保たないといけませんし、また取り扱い表示をつけることが求められますが、ブランドをはじめられた方々にとってわからないことが多いと思います。
今回の講義では、家庭用品質表示法ついてを詳しく学んでいきます。家庭用品質表示法は、2015年3月に改正され、2016年12月から新しいものに変わります。この新しい法律のことも学んでいきます。
素材や服、雑貨小物類などの商品検査の方法および、取り扱い表示についても学びます。
また検査機関や、サポート窓口などもご紹介します。
皆さまのご受講をお待ちしております。

【講師プロフィール】
織田 奈緒子(おりた なおこ)
和洋女子大学 家政学群 服飾造形学類助教。
武庫川女子大学 生活環境学部 生活環境学科卒業。エスモード・ジャポン大阪校卒業。株式会社そごう、オールスタイル株式会社、株式会社山脇を経て衣装家として独立。東京納品代行株式会社QC事業部にて、インポートブランドを中心とした品質表示関連の業務に携わる。現在は品質表示関連の事項について、アドバイスや社員教育を行っている。
繊維製品品質管理士(No.11855)

【詳細】
日時:6月5日(日)18時~20時 2時間の講座で中に10分程の休憩が入ります。
会費:前売 5,000円 当日 5,500円
学生:前売 2,500円 当日 3,000円 ※若干名
会場:服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion laboratory」
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ408
明治神宮前駅7番出口より徒歩1分
電話番号:03-6450-5560 URL:http://za.coromo.jp/

お申し込み先:contact@fashionstudies.org
「Fashion Biz Study 010」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みお願いします。懇親会参加希望の方はあわせてお知らせ下さい。(懇親会は別途会費がかかります。)

※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。

前売りのお申し込みはこちらから。

Fashion Biz Studyは、ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場です。

主催:Fashion Studies
協力:Baby, I love you Inc.

【レポート】Fashion Biz Study 009 ファッションビジネスのものづくりに必要な法律講座

2016年2月20日(土)18時より講師に弁護士 馬場貞幸氏と弁護士 山本真祐子氏をお招きして「Fashion Biz Study 009 ファッションビジネスのものづくりに必要な法律講座」を開催しました。

講座の前半は馬場弁護士が登壇されて「製造物責任法」についてお話しいただきました。

FBS009

「製造物責任法」とは「製造物」の「欠陥」によって「生命、身体又は財産」に損害を被った場合に、被害者が「製造業者等」に対して損害賠償を求めることができる法律です。PL法(Product Liability)法とも呼ばれています。
事業として製造を行う場合はその事業規模に関わらず、個人であっても、当然に第三者に対して負う義務で、ファッションビジネスにたずわる方々も正しい知識を得ることが大切です。日本では1995年に施行された法律でファッション、アパレルの分野は判例はまだ多くないそうですが、具体例をあげていただきながら学んでいきました。

「製造物責任法」においては被害者は
1 製造物に欠陥が存在していたこと
2 損害が発生したこと
3 損害が製造物の欠陥により生じたことを
を主張・立証するだけでよく、製造業者等の過失を立証する必要がありません。

「製造業者等」には
1 製造業者
2 加工業者
3 輸入業者
が含まれ、リース業者やレンタル業者、販売業者などは原則として責任を負いません。リメイクは加工業者に該当するので責任が発生します。
OEMなどにより商品を生産する場合も、ブランドは「製造業者等」に当たる場合があります。

FBS009

Fabと製造物責任法の関わりについても触れてくださいました。
ユーザーがFabを利用して制作したものを販売しているか否か、有償か無償かに関わらず、製造、加工、輸入をユーザーが反復継続して行っていると「製造業者等」に該当するため責任が発生します。現行の法律ではお客様からのご依頼で制作したものに欠陥があり損害が発生した場合にもユーザーに責任が発生するリスクがあり負担が大きいのが実情で、法律の適用について検討の必要があると言えそうです。

休憩をはさんで後半は山本弁護士が登壇されました。

FBS009

アジェンダは下記のとおりです。
1 アゾ染料規制に関する法律
2 表示に関する法律
3 デザイン、ブランド名に関する法律

はじめに2016年4月1日より施行される、1 アゾ染料規制に関する法律 についてお話しをいただきました。アゾ染料の一部について肌に直接触れる商品については規制対象となります。

続いて、2 表示に関する法律として、家庭用品品質表示法に基づく、繊維の組成、表示者名・連絡先、洗濯表示についてお話しをいただきました。
家庭用品品質表示法は、一般消費者が製品の品質を正しく認識し、その購入に際し不測の損失を被ることのないように、事業者に家庭用品の品質に関する表示を適正に行うよう要請し、一般消費者の利益を保護することを目的に、昭和37年に制定されました。

消費者庁ホームページの下記に対象品目と品目ごとに何を表示する必要があるか掲載されています。
http://www.caa.go.jp/hinpyo/outline/outline_01.html

洗濯表示は2016年12月1日から国際規格に準ずる表示へ変更が必要となり、旧表示が必ずしも対応していないので注意が必要です。
洗濯表示はハンドメイド作家なども「販売」する場合はつける必要があります。

また、原産国表示について、主に景品表示法との関係で説明がありました。
原産国は、「その商品の内容について実質的な変更をもたらす行為が行われた国」のことをいい、その具体的な判定基準は、こちらのサイトが参考になります。
http://www.jafic.org/pdf/20060606.pdf

FBS009

最後に、3 デザイン、ブランド名に関する法律 として意匠法、不正競争防止法、商標法について判例を交えながらお話しをいただきました。

下記の特許情報プラットフォームでは特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索が可能です。
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/web/all/top/BTmTopPage

ファッション関連商品でも意匠登録されているものがあるので、講座のなかでは「コート」を例にして意匠権登録の状況をみなさんと一緒にみていくなどしました。

講座の最後の質疑応答の時間には、アゾ染料規制に関連してアンティークボタンを利用するときはどうしたら良いかといったことや、お酒のボトルのデザインと香水のボトルのデザインが酷似しているものについての法律的な解釈についてなど積極的なご質問が相次ぎました。

お足下の悪い中、ご参加いただきましたみなさまありがとうございました。

クリエイティブナイト vol.12 「編装会議」へ

ファッションデザイナーでアートディレクターで大学教授でもある津村耕佑さん主催のパーティー形式のファッション勉強会、編装会議に参加しました。
今回はかつて万世橋駅だった、線路と線路の間にあるカフェ&和酒 N3331クリエイティブナイトvol.12として開催されました。

「民族衣裳、ボンテージ、ゴス、パンク、ボディーアートなどなど、世界中の異色なスタイルの映像を見ながら、美味に酔うパーティー&会議です。ドレスコードは赤、思い思いの衣装でおこし下さい。着るアートも大歓迎。尚、秘蔵画像などお持ちくだされば、出来るだけご紹介したいと思いますよ。」〜津村耕佑

こんなメッセージが発信されていたので私も赤いニットで出かけました。
津村さん曰く、「意思を表す赤」だそう。

クリエイティブナイト vol.12

津村さんの視点で選ばれた1,000枚の写真がランダムにフラットに紹介されていきます。ひとつひとつの写真に津村さんがコメントをして、会場からは「おお〜!」とか「はあ〜!」といったため息がもれたり、どよめきが起きたり。ひとりひとりにサーブされる食事をいただきながら楽しみました。

クリエイティブナイト vol.12

コンゴ共和国の「サプール」。NHKの特集番組を見ましたが、裕福とは言えない生活を送りながらもお給料の多くをつぎ込んで高級ブランドの服でとびっきりのおしゃれをしてステップを踏んで街を歩き、決して戦うことをしない集団と聞きます。
津村さんの若かりし頃、80年代は毎週末がパーティで、多くの人が夜な夜な着飾って出かけていたけれど最近はそういう場が少なくなったよねというお話しも。
たまには気張って着飾って楽しむ時間を私も持ちたいですし、またそういう場を作りたいです。

クリエイティブナイト vol.12

バスキアがかけているこのサングラスはイッセイミヤケで津村さんがデザインして大ヒットしたのだそう。

クリエイティブナイト vol.12

これでもか!というハイウエストなデザインとやかん。

クリエイティブナイト vol.12

バシっときめたシルバー世代の男性たちの写真に会場からは感嘆の声も。

1,000枚の画像は、各国の民族衣装、3Dプリンタで作られた洋服、タトゥーで彩られたボディーアート、秋葉系、制服、最新コレクションショーなど本当に様々で、「装う」ことについて普段と違う視点から想いをめぐらせることができました。

パーティーの後半には参加者全員が自己紹介をして交流する時間も設けられて、津村さんを中心に会場がまとまるすてきな「会議」でした。
装うって楽しい!

【2/20開催】Fashion Biz Study 009 ファッションビジネスのものづくりに必要な法律講座

Fashion Biz Study

Fashion Biz Study 009
ファッションビジネスのものづくりに必要な法律講座

講師:馬場貞幸(弁護士)山本真祐子(弁護士)

2016年2月20日(土)18時開催


Baby, I love you Inc.が開催のご協力をしているファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場、「Fashion Biz Study」のお知らせです。

ファッションビジネスにおいてものづくりに必要な法律は多岐に渡ります。
製造物責任法、品質表示法、有害物質を規制する法律から、知的財産までを学びます。安心してビジネスに取り組むためには基本的な法律の知識を習得する必要があります。皆さまのご受講をお待ちしております。

【内容】
・製造物責任法
ファッションビジネスでは、誰が消費者に責任を負うか?

・Fabと製造物責任法~CtoCサービスの責任の所在
ファブ文化が広がる、今、個人で物をつくり売っていくために必要なことを学びます。

・家庭用品品質表示法
洋服などにつけなければいけない洗濯表示等のタグのことです。
2015年3月に改正され、2016年12月から新しいものに変わります。

・有害物質含有家庭用品家庭用品規制法
アゾ染料やホルムアルデヒドを取り上げます。

・知的財産権
ものづくりにおいて気をつけるべきこととは。

講師プロフィール

馬場貞幸(弁護士)
虎ノ門イデア法律事務所(現・黄櫨綜合法律事務所)ファウンダー。IT/Web事業の他、アート、ファッション、映画等クリエイティブな事業活動全般について法的支援を行っている。
2015年、クリエイティブな文化活動を支援するための専門家NPO「Arts and Law」のメンバーを中心とするプロジェクト「Fashion and Law」に参画。

山本 真祐子(弁護士)
弁護士法人内田・鮫島法律事務所アソシエイト。ファッション、コンテンツ分野等クリエイティブな事業活動全般について、知財法務を中心とした法的支援を行っている。 2015年、クリエイティブな文化活動を支援するための専門家NPO「Arts and Law」のメンバーを中心とするプロジェクト「Fashion and Law」に参画。

【詳細】
日時:2月20日(土)18時~20時 2時間の講座で中に10分程の休憩が入ります。
会費:前売 5,000円 当日 5,500円
会場:服も作れるコワーキングスペース「coromoza fashion laboratory」
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-33-14 神宮ハイツ408
明治神宮前駅7番出口より徒歩1分
電話番号:03-6450-5560 URL:http://za.coromo.jp/

お申し込み先:contact@fashionstudies.org
「Fashion Biz Study 009」への参加の旨とお名前、ご連絡先(メールアドレス)、ご所属を明記してお申し込みお願いします。懇親会参加希望の方はあわせてお知らせ下さい。(懇親会は別途会費がかかります。)

※前売はPeatixにて承っております。前売で申し込まれますと払い戻しはできませんので、ご了承くださいませ。また申込メールもあわせてお願い致します。

前売りのお申し込みはこちらから

Fashion Biz Studyは、ファッションビジネスに必要なスキルを学ぶ場です。

主催:Fashion Studies
協力:Fashion and law , Baby, I love you Inc.

Fashionable Technology 002 O2Oへ行ってきました

Fashion Studiesの”テクノロジーをファッションの文脈で再考する場”、“Fashionable Technology“を聴講してきました。今回のテーマは「O2O(オーツーオー)」です。
Fashionable Technology

Fashionable Technology 002 O2O
2015年12月23 日(水・祝)18時開催

近年、O2O(オーツーオー)と呼ばれるマーケティングの方法が注目されています。 O2Oは「オンライン to オフライン」の略で、オンライン(ネット上)のユーザーをオフライン(実際の店舗)へ誘導し、購買行動につながるようにする取り組みです。
今回のFashionable Technologyでは、ファッションにおいてO2Oをビジネスのキーとして取り組んでいる方々をお招きして、今後のO2O戦略を考えていきます。
カエルパルコやオムニチャンネル化など、積極的にO2O戦略を打ち出しているパルコの唐笠亮氏、ユーザーの依頼を受けお店のスタッフがファッションを提案するO2Oのサービスを行っているスタイラーの小関翼氏を迎えます。
今回は、新たなテクノロジー一つとして、ファッションに応用したAR(拡張現実)を紹介します。ARを用いたアプリを開発したクリエイティブ・エンジニアの栁澤慧氏からそのアプリの紹介をしていただきます。ARの技術を使い、どうすれば、オンラインからオフラインへ足を運んでいただけることになるのかも考えていきます。
モデレーターは、Fashionable Technologyの実行委員でもあるコロモザの西田拓志氏が務めます。

前職時代、2000年にオンラインショップを立ち上げたころからO2O(オーツーオー)の考え方はあって、当時は「クリックアンドモルタル」と呼んで実店舗とECサイトの融合が語られていたことを懐かしく思い出します。
オンラインショップ立ち上げ当初は実店舗のショップスタッフも営業担当者もお客様がオンラインショップへ流れて売上が下がることを懸念している風潮がありました。
けれどもスタートしてみるとお客様はオンラインショップをカタログ代わりにご覧になって、どんな商品が入荷しているのかチェックしてページを印刷してショップへご持参くださって「これをください!」とおっしゃっるといった流れが自然に生まれました。

スタイラー、カエルパルコの取り組みについて詳しくご説明をいただきましたがどちらもO2Oのサービスに共通してショップスタッフ、「人」が介在していて、データ解析だけでは提供できない情報や価値を「人」が提供しているのがアパレルならでは、特徴的だと思いました。
ショップスタッフは既存の業務だけでなく良い写真を撮り魅力的な文章を書くといったスキルも求められる時代になりました。店頭で待っているだけでは集客が難しくなってきたなかで工夫しながら楽しみながら取り組めると良いかも知れません。

もうお一人の登壇者、パタンナーとしての職務経験もある栁澤さんはこの日に二つのリリースがありました。
ひとつはデザインを立体で確認したいファッションデザイナーやパタンナー為のスマートフォンアプリ、for Designerのアンドロイド版のリリース(iOSリリースは1月だそう)、https://play.google.com/store/apps/details?id=tokyo.ftl.FTL
もうひとつが”FASHION”の新たな可能性を追求する場というサイト、FASHION TECHNOLOGY LABhttp://ftl.tokyo/です。

会場はお客様でぎゅうぎゅうの満席で質疑応答の時間は多くの方の手が上がりました。「ビーコンを活用した取り組みはみなさんどう見ていますか?」と来年始まるというスタートトゥデイとLINEの取り組みに関するの話題も出ました。

2015年も残りわずかとなってきましたが来年の今ごろはお客様に喜ばれる、そしてファッションビジネスがもっと元気になるようなどんなサービスが登場しているか楽しみです。