【レポート】第31回 あさってのファッションとウェブの勉強会

11月に入って気持ちの良い秋の空が続いていますね!連休はいかがお過ごしでしたでしょうか。さて、10月25日に開催された「第31回 あさってのファッションとウェブの勉強会」のレポートをお届けします。

今回のテーマは「文章をよくする書き方のヒント」。
私もこうやって勉強会のレポートやお知らせなどをブログに書いたり、SNSで発信したり、日常的に文章で伝える機会が増えてきました。この勉強会に参加してくださっているみなさんとの会話のなかでも、
「SNSが広がって、文章を書くことが増えたよね」
「本当は書くことが苦手だけど、仕事上、必要に迫られて、がんばって書いているんだよね〜」
といった声をよく耳にします。
伝えたいことがあって、伝えたい相手がいるからこそ文章を書いているのだから、もっと伝わるように書きたい!
そのポイントって、なんだろう?
そこで今回の勉強会では、編集とライティングのお仕事に携わっている笹川美絵さんをお招きして、“先を読みたくなる文章の書き方”についてお話ししていただきました。

みなさんは文章を書くことに、どんな悩みをお持ちですか?

はじめに、みなさんから、文章を書くときにどんな悩みを感じているのかについてお話ししてもらいました。その一部をご紹介しましょう。

  • コンテンツマーケティングのために文章を書く練習をしています。文字数としては十分な長さで書けるようになってきましたが、読者に面白いと感じてもらえているのかどうか自信がありません。
  • 文章を書くのは嫌いではなくて、むしろ好きです。でも、伝えたいことがありすぎて、一文がついつい長くなってしまいます。もっとすっきりと、コンパクトにまとめたいです。
  • 自分たちのブランドと自分自身を切り離してブランディングをしたいのですが、文章には自分の個性が出てしまうようです。それでいいのでしょうか。
  • 文章を書くことに苦手意識があって、楽しい気分で文章を書くことができません。

文章をよくする書き方のヒントの数々

次に、みなさんのお悩みを受けて、笹川さんが良い例として参考になるサイトを紹介しながら、ポイントを説明してくださいました。

たくさんいただいたヒントのなかから、印象に残ったものをいくつかご紹介します。

  • 慣れるまでは、いきなりつらつらと書き出さないで、文章全体の構成、盛り込みたい要素とその順番を決めてからゴールに向かって書いていくと、まとめやすいです。
  • 写真と文章で構成する記事は、先に使用する写真と配置を決めて、その流れに沿って文章を書いていくと、ストーリーとして展開しやすくなります。
  • 読者を意識して、読んでくれる人へのサービス精神をもちましょう。「貴重な時間を使って私の文章を読んでくれてありがとう!」という気持ちで書くと良いですね。
  • 少しずつ書いた文章をつぎはぎして最後に一つにまとめるのではなく、一つの記事を頭から最後まできっちり書く癖をつけましょう。そのほうが、文章全体のリズムやノリが途切れることがなくなります。
  • 書き終えたら、自分の原稿を他人の目線で読んでみましょう。文章全体のリズムを確認するためには、音読してみると良いですね。声に出してみて違和感を覚えるところを見つけたら、表現や言葉を変えてみましょう。

笹川さんの説明のあと、参加者が実際に文章を書き、笹川さんからアドバイスをいただきました。15分ほどの時間で書き上げた方は1名。その文章を例にして、さらに具体的な講評をいただきました。

そして、書き上がらなかった方には宿題となりました。笹川さんが、直に文章を添削してくださるチャンスです! 個別の質問も受け付けてくださいます。時間が経ってしまっても大丈夫なので(と、笹川さんがおっしゃっています)、まだ提出してない方はぜひ、チャレンジしてくださいね。

まとめ

メール、SNS、ブログ、報告書、企画書――。振り返ってみると、私たちは毎日、たくさんの文章を書いています。今回の勉強会では、文章の書き方や、書いた文章を見直すときのポイントやコツをみなさんと学びました。笹川さんは「なんどもなんども書くことで、ご自身で変化が感じられるぐらいに、上手くなっていきますよ!」とおっしゃいます。繰り返し、繰り返し、取り組み続けることが大切ですね。