【レポート】第63回 あさってのファッションとウェブの勉強会

6月の「あさってのファッションとウェブの勉強会」は、「デジタル消費を振り返り、デジタル施策を考える」をテーマに行いました。

今春はオフラインでの活動が制限されるなかで、オンラインでの商品販売やSNS活用をはじめ、新たにデジタルでの取り組みをスタートしたり、急ピッチでデジタル施策を強化する事業者が増えました。
一方、生活者のひとりひとりとしては、「おうち時間」が増えたなかで、オンラインサービスやデジタルツールの利用が活性化しました。参加者のみなさんはどんな場面でどういったデジタルを利用しているか、またそれを使ってみてどう感じているかなどを事前にアンケートを行って、その結果を見ながらを話し合いました。

この時期に事業として、オンラインで新たな取り組みを始めたり、取り組みを強化した参加者もいました。ウィズコロナ、アフターコロナの時代に事業を推めるなかで、デジタル施策は有効そうと言われており、可能性も感じるものの、判断に迷う場面もあるようです。
例えば動画配信では、どこまでノウハウをオープンにするかといった話しが出ました。

デジタル施策を行うにあたっての判断のために、
・目的はなにか。既存顧客の満足度アップのためか、新規顧客獲得のためか。
・キャッシュポイントはどこに設定するか。
・そのテクノロジーと自社顧客はマッチしているか。
といったことを検討すべきでは?との声がありました。

他にはオフィスのあり方や働き方も話題になりました。引き続きテレワークを主体とした勤務となると、経営者としては評価制度の見直しが必要そうですし、スタッフとしては仕事の取り組み方の見直しも必要そうです。ライフスタイルの多様化が加速していきそうなお話しもありました。

緊急事態宣言が全面的に解除されて、活動が再開されてきました。「あさってのファッションとウェブの勉強会」では、今後も市場の変化を見つめて、それぞれの事業継続のために、情報交換していきたいと思います。