【レポート】第70回 あさってのファッションとウェブの勉強会

2021年最初の「あさってのファッションとウェブの勉強会」は、株式会社minsora クリエイティブディレクターの倉岡未來人さんを講師に招いて、「宇宙に関するエンターテインメントとクリエイティブの今とこれから」というテーマで講演していただきました。

近年、衛星を利用したインフラや、ロケットやスペースシャトルなどの技術の進歩、民間宇宙飛行も話題です。
宇宙に関する話をニュースで目にする機会も増えて、普通の生活の中でも、少し身近に感じられるようになってきました。

宇宙に関する仕事やビジネスというと、研究開発であったり、技術職であったり、高度な専門性が求められる仕事というイメージがあります。
倉岡さんのお話しでは、幅広い仕事が宇宙と携わっていく過渡期にあって、もっといろいろな業種や職種の方がつながっていく可能性を感じました。

倉岡さんが宇宙に携わるまで

倉岡さんの経歴を伺いながら、宇宙に関する仕事に携わるまでをお聞きしました。
キャリアのスタートでは舞台衣装や空間プロデュースの仕事に携わりました。その後、芸能プロダクションのクリエイティブ部門で、CMのプランニングやクリエイティブディレクションをされてきました。
現在は、「地域から宇宙産業構造を変える。宇宙をもっと楽しく、面白く!」を企業理念に掲げる株式会社minsoraでクリエイティブディレクターとして、お仕事をしています。

宇宙ビジネスの今

宇宙ビジネスは、研究開発から、宇宙の利用やコンテンツ開発まで広がっています。

宇宙利用としては大きく分けて以下の二つがあるそうです。
・宇宙空間を利用すること
・人工衛星を利用すること

民間人の宇宙旅行もうすぐ始まりそうですし、今後は、宇宙食、宇宙服デザイン、住居、無重力eスポーツ、アバター、VR、医療などに注目していることも伺いました。

「宇宙で何をするか」という視点にたって、宇宙の魅力を伝えたり、宇宙の活用を考える人材が必要とされているとのことです。
宇宙を舞台にしたエンターテインメントや、クリエイティブな視点の活動もはじまっていて、「人工流れ星」や「宇宙遊泳疑似体験」といった、私たちが体験したり利用できるサービスもあるそうです。
ますます拡大しそうな宇宙ビジネスの分野に、幅広い業種や職種がつながれる可能性を感じました。